■ 設定・インフォメーション
マルチスタイル設定
「マルチスタイル」では、スマートフォン/タブレット/PCで閲覧するページに対して自由にCSSやスクリプトを実装させることができます。
>>「マルチスタイル」とは・・・(イメージ)
「マルチスタイル」は、表示ルールにより端末タイプ毎に紐づいた表示モード(表示選択)に適用することができます。
例えば、端末タイプ「スマートフォン」の場合、デフォルトで表示選択「スマートフォン表示」が適用されますので、スマートフォン用の「マルチスタイル」を作成したい場合は、適用対象となる表示選択を「スマートフォン表示」にしてください。
>>「マルチスタイルの表示ルール」とは・・・(イメージ)
>>表示選択について
●「マルチスタイル」は次のようなケースに利用することができます。
・PC向けとは別の、スマートフォン/タブレット向けのリッチなページを作成したい。
・同一ページでスマートフォン向けサイト「スマートフォン表示」とPC向けサイト「PC表示」を用意する場合、スマートフォン端末で閲覧しているユーザが選択できるようにしたい。
>>表示選択の切り替え
・同一ページにスマートフォン用、タブレット用、PC用それぞれ別のスタイルを適用したい。
・スマートフォンとPCで兼用のスタイルを適用したい。
・ある日から別のスタイルに変更したい。または、ある期間だけ別のスタイルを適用したい。
(「公開期間」を設定)
「マルチスタイル」を作成するには、管理画面左側メニューの「設定」−「マルチスタイル設定」をクリックするか、ページ編集画面の右上「マルチスタイル」−
をクリックし、「マルチスタイル新規追加」をクリックします。
マルチスタイル設定登録
- スタイル名
- このマルチスタイル設定の名称です。
- 対象の表示選択
- このスタイルの表示対象となる表示モードを選択します。
「スマートフォン表示」
「タブレット表示」
「PC表示」
- 画像の拡大率
- このスタイル適用時に、画像の表示拡大率を設定します。
- 絵文字画像の拡大率
- このスタイル適用時に、絵文字の表示拡大率を設定します。
- テキスト入力欄の拡大率
- このスタイル適用時に、テキストの入力欄の拡大率を設定します。
- TEXTAREA入力欄の拡大率
- このスタイル適用時に、テキストエリアの拡大率を設定します。
- 入力欄のテーブル化
- このスタイル適用時に、フォームの入力欄を<table>タグでテーブル化します。
- 絵文字の非表示
- 「絵文字画像をPCでは表示しない」をON化すると、PCでは絵文字が表示されなくなります。
- CSS
- スタイルシートの設定をします。
※外部CSSを利用する場合は、「<head>内タグ定義」にて設定可能です。
- ヘッダー/フッターHTML
- コンテンツ内タグ内に配置するHTMLを設定します。
※外部参照をする場合は、「http://」もしくは「https://」で始まる絶対パスで指定してください。
- ヘッダー/フッターHTML内のコマンド検証
- 設定したHTMLの文法チェックを行います。
チェックする内容は次の通りとなります。
1.利用可能なタグか
2.開始・終了のタグが必要なものはきちんと対応しているか。
3.ページ名/番号で参照を行っている場合、参照先のデータがあるか。
OFF化することで文法チェックを解除します。
- <head>内タグ
- <head>タグ内に配置するタグを設定します。
[viewport 宣言の省略]
システム 側でデフォルトで設定している viewport の「表示/非表示」を任意に設定できます。
※ページに、マルチスタイルが複数割り当てられる場合、いずれかのマルチスタイル設定で『viewport宣言を埋め込まない』がON化されていれば、viewportの表示は非表示となります。
- DOCTYPE宣言
- 出力可能な DOCTYPE 値として、以下4種類から選択していただけます。
HTML 5
HTML 4.0 Transitional
HTML 4.01 Transitional
XHTML 1.0 Transitional
なお、適用順は、
1)ページ用マルチスタイル割り当て一覧
2)サイト用マルチスタイル割り当て一覧
の順となり、1)2)内に複数存在する場合は、評価順位が高いものが先に使用されます。
「マルチスタイル」のページ内適用順について
ページに複数の「マルチスタイル」を設定した場合は、「評価順位」の順で1番目から内側に挿入されます。
「ヘッダHTML」、「フッタHTML」は挿入順で入れ子構造にて反映されます。
「デフォルトスタイル設定」が設定されている場合に、それぞれの項目の外側に適用されます。
*ページの「マルチスタイル」設定にて「以後の評価キャンセル」をON化している場合は、「デフォルト・スタイル設定」が反映されません。
例)
デフォルト・スタイル設定「ヘッダーHTML」
「マルチスタイル」「ヘッダーHTML」 評価順 2
「マルチスタイル」「ヘッダーHTML」 評価順 1
配置パーツ
「マルチスタイル」「フッターHTML」 評価順 1
「マルチスタイル」「フッターHTML」 評価順 2
デフォルト・スタイル設定「フッターHTML」
上記で設定した「マルチスタイル」をページに反映する場合は、ページ領域の各ページ上部にある「マルチスタイル」の「設定」をクリックします。
ページ用マルチスタイル割り当て一覧
ページに割当てる「マルチスタイル」を選択します。
1ページに対して、複数の「マルチスタイル」を適用することができます。
ボタンをクリックして、作成済みの「マルチスタイル」を選択します。
ページ・マルチスタイル設定・新規作成
- マルチスタイル
- ページに反映する、作成済みの「マルチスタイル」を「ユーザ定義」から選択してください。
「共有ライブラリ」には「スマートフォン用デフォルト設定」と「タブレット用デフォルト設定」がありますが、これらは「サイト設定」−「デフォルト・スタイル設定」に設定してあり、「デフォルト・スタイル設定」でこれらを無効にしている場合に、ページに単独で「スマートフォン用もしくはタブレット用デフォルト設定」を適用する場合に選択します。
>>スマートフォン・タブレットのデフォルト設定
- 以後の評価キャンセル
- この項目をON化した場合は、このスタイル以降の対象となる表示選択では適用されないようになります。
- 公開期間
- 適用するスタイルの公開期間を設定することができます。
- 基本設定の色指定/文字修飾の解除
- ページの「基本設定」にある「背景色・文字色・リンク色・訪れたリンク色・リンクを押した時の色」と、「テキスト」パーツの「文字色に関する設定」を設定している場合、「マルチスタイル」を適用した際には無効にすることができます。
ボタンをクリックし、スタイル設定に登録します。
下記は、ページに対して3つのマルチスタイルを適用した状態となります。「適用状況」欄の背景色がピンク色のものが対象の表示選択でページに反映されるマルチスタイルとなります。
上記例では、作成ページがショッピング用のページとなります。そのため、「PC表示」用に1つ目にはPC用の標準的なマルチスタイルを適用し、2つ目にはショッピングページ用マルチスタイルを適用しています。
3つ目に適用したスクリプト用のマルチスタイルは「PC表示」「スマートフォン表示」共通ですが、通常ページではないため「スクリプト」を適用したくない場合の設定例となります。
設定している各マルチスタイルの「適用状況」欄にある「PC表示」には3つとも○になっていますが、2つ目までが背景色がピンク色となっており、欄の下部に赤い下線が引かれています。
これは、2つ目のマルチスタイルで「以後の評価キャンセル」をON化しているため、3つ目以降の「PC表示」用マルチスタイルは適用されないことを意味しています。
また「デフォルト・スタイル設定」でデフォルトのマルチスタイルを設定している場合、評価順位最後(上記例では4つ目)に適用されますが、上記例の場合は、「PC表示」に対して評価順3つ目以降のマルチスタイルは全て適用キャンセルされます。
※評価順位の最後に割りあてた「マルチスタイル」で「以後の評価キャンセル」をON化した場合は、「適用状況」欄に下線が表示されません。
※「設定」−「デフォルト・スタイル設定」にて全ページ共通のスタイルを適用している際に、「以後の評価キャンセル」をON化しない場合は、自動的に評価順位の最後に適用されます。
class/idの自動割り振り
マルチスタイルをページに適用した場合classやidが自動で割り振られます。自動割り振りされる個所は、次のようになります。
※各class/idの頭文字「isu_」はサーバ毎に変動します(通常は isu_)
ページ全体(<body>タグ)
<body>
<div id="isu_content">
***
</div>
</body>
投稿フォーム(アンケート、掲示板、会員登録、会員情報更新)
<form ****>
<div id=“isu_form”>
***
</div>
</form>
フォーム内の入力欄(<INPUT>タグ)をテーブルとして定義した場合
<form ****>
<div id=“isu_form”>
<table id=“isu_table”>
<tr><td id=“isu_table_label”>ラベル名</td>
<td id=“isu_table_value”><input type=“***”>値</td></tr>
</div>
</div></form>
ショッピングカートメニュー
<span class=“isu_cart_menu_block”>
***
</span>
自動で割り振られたclass/idは「CSS」で定義することが可能です。
例)
#isu_form {
border: 2px solid #aaaaaa;
background-color: #eeeeee;
}
アンケート/会員登録ページ/会員情報更新ページの入力の確認画面や、エラー画面の各要素にも自動的にclass/idが割り振られます。
>>マルチスタイル 確認画面設定/エラー画面設定
また、上記以外にも自動的にclass/idが割り振られる個所がございますが、(isu_)以外で割り振られることがありますので、作成したページのソースをご覧いただければ、確認することができます。
マルチスタイル セッション引継
マルチスタイルにてセッション引継設定をいたしますと、ページにて会員認証を経た際に、セッションが引き継がれます。
アンケートフォームや登録フォームにユーザの登録情報(メールアドレスなど)がセットされた状態で表示されます。
既存会員向けにアンケートを取得する場合や、仮会員登録から、本会員登録などする場合に有効です。
- 設定方法
- マルチスタイル用に作成したHTMLにて呼び出すページのURLを絶対パスで指定し、URLのおしりのスラッシュの後ろに[%_uri_session_%]を付けて指定します。
アンカーリンクの場合は以下の設定方法となります。
http://ドメイン/アカウント名/エイリアス名(もしくはページ番号)/[%_uri_session_%]#アンカー名
もしくは、/アカウント名/エイリアス名(もしくはページ番号)/[%_uri_session_%]#アンカー名